上水道凍結防止に関する特許出願動向 ( 記事の出所: 韓国特許庁 ) 2016.11.17

 毎年、冬の寒波による水道計量器の凍結事故が頻繁に発生している。昨年も2万9,992件の凍結事故が関係当局に通報された。寒波の影響で水道計量器の凍結事故が相次ぎ、計量器の凍結を予防するための技術が特許出願されている。

 特許庁によると、水道計量器に関する凍結防止の特許出願は過去6年間(2010~2015)計87件が出願された。

- 水道計量器の凍結防止技術*のうち保温技術が64.4%(56件)と、大半を占めた。このほか、水の凝固・膨張対応技術が26.4%(23件)、水の循環及び排出9.2%(8件)だった。

* 凍結防止技術は大きく分けて、熱を遮断する保温技術、水の凝固・膨張対応技術、水の循環及び排出技術などに分類される。

 特に、寒波で凍結事故が増加した2010年と2012年の翌年には、凍結事故を予防するための特許技術出願が増加した。

[水道計量器の凍結防止技術の技術ごとの出願現況]

1.熱を遮断する保温技術(熱の伝達遮断、発熱装置、電子的検針)
‐熱の伝達遮断:保温技術のうち、代表的なのはケースに断熱材を設置する等、ケースの材質や構造を変更することに関する技術で、過去6年間36件が出願された。
‐発熱装置:外部の温度を感知して、凍結の危険がある温度まで下がると、
‐電子的検針:計量器のカバーを開けなくても検針ができるよう、検針量を表示する液晶表示装置を計量器の外部に設置することで凍結を防止する技術は10件出願された。

2.水の凝固・膨張への対応技術
計量器の破損は、計量器の中の水が凍るときに膨張して検針用のガラスが割れる場合にも発生する。これに関連し、エアバックのような弾性を持つ副材を内部に設置して計量器の中の水が凍るときの膨張に対応できるようにする技術が23件出願された。

3.水の循環及び排出技術
外部の温度が非常に低くても、計量器の中に水が流れていれば凍結しにくくなるが、こうしたメカニズムを利用して水道を使わなくても計量器の内部で水を循環させたり、外部へ水を流したりすることで凍結を防止する技術も8件出願された。

 特許庁のイム・ホスン精密部品審査課長は「水道施設のメンテナンスや買い替えの際に、特許出願された凍結防止技術を積極的に活用すると、毎年繰り返される水道管の凍結による不便や被害を大きく減らすことができると思う」と述べた。

 
 
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