血液一滴でがんを診断する技術に関する特許出願件数が急増 ( 記事の出所: 韓国特許庁 ) 2017.10.07

体から採取した血液、尿などの体液を検査し、がんを初期に低コストで 簡単に体外で診断する技術に関する出願件数が急増している。

 韓国特許庁によると、血液、尿などの体液に含まれるバイオマーカーを検出し、がんを診断する技術に関する出願件数は、2007年の59件から2016年には308件へと急増したことが分かった。

 血液を利用し、体外でがんを診断する一般的な技術は、次のようである。  

 検査対象者の血液を採取した後、バイオセンサーが搭載された診断キットに血液をたらす。血液の中に含まれるバイオマーカーと、バイオセンサーに固定された抗体の結合時に発生する、電気化学的または光学的信号を測定し、バイオマーカーの量を検出する。正常な対照群と比較し、がんの発症可能性を判断する。

 このような体外診断は、内視鏡、MRIやCTなどの医療機器を利用してがんと疑われる組織を一部採取して検査する体内診断よりもはるかに安い上、特別な準備の必要なしに血液、尿などの体液だけでがんを早期診断することができる。 

 この10年間の体外診断技術の出願件数をがんの種類別に見ると、肺がん(406件)、乳がん(386件)、大腸がん(277件)、胃がん(270件)、肝がん(259件)、前立腺がん(255件)の順であった。

 この10年間の全体の出願に占める韓国人による出願割合は約63.9%となっている。韓国人による出願のうち、研究機関‧大学の出願が67.9%、企業の出願19%、その他の出願が13%に達する。出願件数で見ると、延世大学の産学協力団(83件)、韓国生命工学研究院(81件)、国立がんセンター(44件)などの順である。

 韓国国内で開発された体外がん診断製品の実用化がそれほど進んでいないのは、企業の出願に比べ研究所の出願が多いためだろう。体外がん診断製品の生産を増やすには少量のマーカーでも信頼できるレベルで検出できるバイオセンサー技術の向上に加え、特殊性が高いバイオマーカーの発見も並行して行われる必要がある。

 特許庁の計測分析審査チーム長は、「がんの体外診断製品にとっては、ITでバイオマーカーを検出する技術と、優れたバイオマーカーの発見が中核技術だ」とし「韓国の優秀なIT企業とバイオマーカーの開発研究所が協力すれば、競争力のある製品が生産できるだろう」と強調した。 
 
 
 
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