SMエンターテインメント、SUM商標、使えない ( 記事の出所: 電子新聞 ) 2017.08.01

韓国の裁判所は、韓国の大手芸能事務所、SMエンターテインメントが2015年にお披露目した総合ブランド「SUM(ソム)」がLG生活健康の化粧品ブランド「SU:M(スム)」の商標権を侵害したという判決を言い渡した。

ソウル中央地裁民事合意61部はLG生活健康がSMエンターテインメントの流通を手がけるSMブランドマーケティングを相手取って提訴した商標権侵害訴訟で「SM側は「SUM」商標を使ってはならない」と、原告勝訴の判決を下したと先月30日に明らかにした。

これに先立ちLG生活健康はSMブランドマーケティングの「SUM」ブランドが自社の「SU:M」に類似しているため商標権が侵害されたと訴訟を起こした。LG生活健康は2007年11月から現在まで「숨37°」と「su:m37°」を化粧品ブランドとして使ってきている。全国のデパートやショッピングモール、免税店、化粧品専門店で製品を販売しており、2012年末には日本、昨年は中国現地のデパートにも出店した。

SMブランドマーケティングは2015年から「SUM」という商号で所属芸能人の記念品および食品・飲料、化粧品などを販売している。SMの社名に数学の集合記号「U」を入れて作ったブランドである。

SMブランドマーケティングはLG生活健康の提訴について「アルファベットのフォントも違う上、発音も「ソム」と「スム」とでは異なる」と反論した。また、主顧客層も「ソム」では10代の少女ファン、高級化粧品ブランド「スム」では中年女性だと主張した。

 
しかし、裁判所は「二つの商標の見た目や呼称が類似しているため、消費者に混乱を招きかねない」としてLG生活健康に軍配を上げた。さらに「SMブランドマーケティングの標章にコロン(:)がなく、フォントが一部異なるが、アルファベット「S」「U」「M」が順に結合された形であるため、全体的な構成と輪郭が類似している」とし「SUMを「ソム」や「スム」と呼ぶ消費者もいる」と指摘した。

 
また、裁判所は「SMブランドマーケティングの店舗の主顧客層は10代の少女ファン以外にも韓流ブームが追い風となって韓国を訪れる外国人観光客もいる」とし「LG生活健康が日本と中国でも製品を販売するため顧客層が重なる可能性がある」とも指摘した。

SMブランドマーケティングは1審判決に不服として控訴し「控訴審の判決が出るまでは商標を使えるようにしてほしい」と強制執行停止を申し立てた。執行停止について審理した民事62部はSMブランドマーケティングが4億5,000万ウォンを供託する条件付きで強制執行停止の一部を認めた。

 
 
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