新任特許庁長、審査官を増員し、特許品質を高める ( 記事の出所: 電子新聞 ) 2017.07.27

「審査官増員・専門教育で特許品質を高める。特許審査期間を10カ月に維持して出願(申請)人の予測可能性を上げる。産業部、国家知識財産委員会など関係機関とさらなる協力を行い、業務成果を上げてほしい」

27日、ソン・ユンモ新任特許庁長が発表した就任のご挨拶の主な内容である。ソン庁長は「第4次産業革命時代における勝者の要件である知的財産の創出・保護・活用を支える特許庁に努めることになって嬉しく存じ上げる」とし「新政権の特許庁長として責任も感じる」と述べた。

就任のご挨拶の内容は、審査・審判処理期間の維持および需要者の満足度向上、第4次産業革命に対応する知的財産の創出・活用促進、5大特許庁長官会合(IP5)協力枠組みの強化、関連部処間の協力拡大などである。

ソン庁長は審査・審判処理については「特許と商標の処理期間をそれぞれ10カ月、5カ月など一定水準を保ち、出願人の予測可能性を上げたい」とし「さまざまな審査サービス提供、審査官増員・専門教育実施などで審査品質を高めたい」と述べた。

また、第4次産業革命に対応する知的財産の創出・活用については「政府・民間による研究開発の全過程に特許データを積極的に活用し、高付加価値の特許創出を支援し、収益を生み出す知的財産環境を形成したい」とし「中小企業の創造的なアイデアや知的財産の奪取・流出を防ぐ」とも述べた。さらに「IP5協力枠組みを強化し、韓国の立場を積極的に反映する」とも訴えた。

最後に「特許庁内の職級・職列間の壁を壊し、産業部、国家知識財産委員会など関係機関との協力を強め、特許庁の業務成果を上げてほしい」と述べた。


27日に政府大田庁舎の大講堂で就任のご挨拶を述べているソン・ユンモ特許庁長/資料:韓国特許庁

下記は就任のご挨拶の全文である。

特許庁の皆様、お会いできて嬉しいです。ソン・ユンモです。

特許、実用新案、商標、デザインなど知的財産の創出・保護、活用を支える知的財産の主務部署である特許庁で、大韓民国の最高人材といえる皆様と一緒に勤務することになりまして非常に嬉しく存じ上げます。しかし、国民により誕生した新政権の新任特許庁長という重責を任されたことについては責任も感じています。

知的財産をめぐるグローバル環境は大きく変化しています。人工知能(AI)、ビッグデータなど新技術の拡張と融合に代表される第4次産業革命という大きな変化のうねりが全世界で起きています。世界各国は第4次産業革命を知的財産革命と位置づけ、知的財産を競争優位に活用しようと国レベルで取り組んでいます。グローバル企業も知的財産を先取りし、市場で独占的な地位を確保するために熾烈な競争を繰り広げています。

新政権は第4次産業革命に積極的に対応し、韓国経済の発展における転機を迎えていきます。知的財産は第4次産業革命時代で勝者になる上で欠かせないカギとなります。これから特許庁は革新を具現化した知的財産の確保を積極的に支援し、第4次産業革命に対応する第一線で、産業競争力の確保に中核的な役割を果たす必要があるでしょう。私は特許庁に与えられた任務と新政権の国政目標および戦略を履行する上で精魂を傾けたいと思っています。

まず、特許庁の中核業務である審査・審判業務の処理期間や品質に対する信頼と需要者の満足度を画期的に上げていきます。特許、商標などの審査処理期間を10カ月、5カ月など一定水準を維持し、出願人の予測可能性を高めていきます。そして現場と話し合うさまざまな審査サービス提供、審査官増員、審査官向け専門教育実施など審査品質の向上を図るために持続的に努力していきます。

次に、第4次産業革命に対応する革新を具現化した知的財産の創出・活用を促していきます。政府と民間による研究開発の全過程で特許、ビッグデータの活用を促し、高付加価値の特許創出を支援します。また、知的財産権を活用した金融の活性化、大学・公共機関が保有する知的財産の産業現場での活用促進などにより、知的財産を効果的に活用し、収益を生み出せるような知的財産環境を形成します。同時に中小企業の創造的なアイデアや知的財産が奪取されたり流出したりすることを事前に防ぎ、知的財産の公正な価値を守ります。さらに、人工知能による創作物など、新技術領域を知的財産として保護するために柔軟な知的財産制度を設け、第4次産業革命時代に見合った、強いながらも柔軟な知的財産保護制度を定着させていきます。

最後に、グローバル知的財産分野における韓国の存在感とリーダーシップを強化していきます。IP5協力枠組みを強化し、知的財産をめぐる国際秩序の形成に韓国の立場を積極的に反映させていきます。主要国とは相互審査協力体制を強化して国際協力を多角的に展開し、特許審査代行サービス輸出、海外への韓国型特許情報システム普及などを通じて知的財産行政による韓流を持続的に拡大していきます。 

本日この場で特許庁の皆様の前で約束したいことがあります。これからは私から壁を崩し、皆様とのコミュニケーションに邁進していきます。そして皆様の悩みを解決するためにも最善を尽くします。

皆様にお願いしたいこともあります。皆様、熱い胸と冷たい頭を持ち、国民に感動と解答を与えられる知的財産サービスを提供してください。そして特許庁内の職級・職列間の壁を壊し、産業部、国家知識財産委員会など関係機関とさらなる協力を行い、特許庁全体の業務成果を上げてください。一丸となって第4次産業革命時代時代をリードしていく特許庁を作っていきましょう。ご清聴ありがどうございました。

2017年7月特許庁長ソン・ユンモ
 
 
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