冷たい金属と温かい感性が会った ( 記事の出所: 韓国特許庁 ) 2017.06.22

人間の視覚、触覚などの感性を刺激し製品の価値を高める合金の製造技術が脚光を浴びている。

韓国特許庁は金属の機能および物性だけでなく人間の感性を満足させる、いわゆる感性金属に関する特許出願件数が増えていると発表した。

感性金属とは合金成分により変わる色と金属特有の質感を通じて人間の感性を刺激し、製品の価値を高めるもので、第4次産業革命時代を迎える中で携帯電話、家電、自動車内装材など高付加価値産業を中心に需要が伸びる見通しだ。

こうした傾向を反映するように2013年から2016年までの感性金属に関する出願件数は50件となり、2007年から2012年までの出願件数(33件)に比べ50%以上増えた。今後も生活に関わる製品に応用され、その適用範囲がさらに広がるとみられるため、出願件数は増え続けると見込まれる。

出願人別の動向を見ると、2012年以前は企業や個人による出願が90%以上を占めていた。しかし、2013年から2016年までは大学や公共研究機関による出願が2012年以前の出願件数(3件)に比べ10倍近く急増した。

これは、いわゆる感性素材・部品の研究開発を支援するために2013年度に感性素材・部品研究センターが設立され、大学と公共研究機関が感性素材の研究に積極的に取り組んだ結果だといえる。

技術分野別の動向を見ると、従来はなかったシャンパンゴールド色を適用したアイフォンが2013年にヒットし、感性金属に対する関心が高まった。これを受け、2013年から2016年までは携帯、ノートパソコンなどのIT製品に応用する超軽量合金に関する出願件数が2007年から2012年までに比べ急増するなど、感性金属が未来有望なIT製品に適用され、高付加価値の創出につながっていることが分かった。 

特許庁金属審査チーム長は「今後、視覚や触覚で伝わる感性を素材で具現化できなければ、金属素材技術はさらなる付加価値を生み出せないだろう」とし「この技術分野における知財権の確保は市場を先取りする上で優位に立つ重要な手段であるため、感性金属分野の新規金属および素材技術を早急に権利化につなげることが何より求められる」と強調した。

特許庁は大学・公共研究機関による政府R&D課題に対する研究開発戦略と特許設計を支援する「政府R&D優秀特許創出支援事業」を進めており、大学や公共研究機関による開発技術を技術移転と事業化につなげるよう持続的に力を入れる予定だ。


 
 
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