リフィル等により作製されたトナーカートリッジに対する商標の無断使用

当社は大阪に本社を置く会社であり、プリンターおよびトナーカートリッジを製造して日本および韓国などに輸出し、韓国の登録商標も保有しています。
ところが、最近韓国の中小企業が当社の使用し終えたカートリッジに再注入(リフィル)した後、本来の製品より安く再販売したり、初めから当社のプリンターにのみ使用可能なカートリッジを別途製作し、当社プリンター用カートリッジとして、そのカートリッジの広告に当社の商標を使用しています。このような行為を禁止することはできるのでしょうか。

態様によっては、商標法による保護が可能です。

   

解説:

特定製品の部品が独立した取引き対象となる場合、これもまた商標法上の商品の一種に該当し、商標が登録されている場合、その部品に対しても商標法による保護が可能です。そして、使用し終えた貴社のトナーカートリッジを収集して、空の容器にインクを再注入する行為は、一種の「再生産」に該当するため、注入後に貴社の商標を除去することなく再びこれを流通させる行為は、商標権の侵害に該当すると考えられます。

一方、貴社のプリンターで作動可能なトナーカートリッジを別途製作し販売するに当たり、貴社のプリンターに適用可能と広告するために、広告上において貴社の登録商標を使用する行為は、トナーカートリッジの出所に誤認混同が生じない限り、単に用途または効能などを表示するためのものとして商標権の侵害には当たらないとみることが妥当です。

   
解説者:
特許法人ムハン
代表弁理士 丁泰栄 (ジョン・テヨン) 氏


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